こんな事してみました　（其の五拾壱）

こんな事してみました　（其の五拾壱）
【　ダッシュボード他のツルツル化　】

ツイーターを埋め込む際にAピラーのシボを埋めたのですが、Aピラーだけツルツルなのも違和感があるのでダッシュボードもシボを埋めてツルツルにしようかな？と。
穴も開いてますしね。
でも発泡ウレタンにビニールレザーが貼ってある状態にパテやサフェの厚塗りでは割れるのがオチです。
そこでFRPで硬い膜を作ったうえでパテでツルツル化をする事にしました。

まずはダッシュボードを単体までバラします。

ネジで留まっている上の部分を外します。
　　

ビニールレザーを剥がします。

で、この後貼るFRPの厚さ分を削ろうとオービダルやダブルアクションでやってみたものの、ジレったくなるぐらい全然削れません。
ディスクサンダーやベルトサンダーだと削れたのですが、凸凹になるし細かな部分が砕けるしでベースとしては使えない状態になっちゃいましたｗ
発想が安易でした・・・

すでに元には戻れないしスペアも無いので以前から気になっていた二液発泡ウレタンを使って作り直す事にしました。
二液発泡ウレタンで自由なデザインに出来る訳なのですが、デザインセンスも無いのでオリジナルとはいえどこかで見た事あるようなデザインになるのは目に見えていたので、前期型の純正デザインに拘って極力真似て作る事にしました。
後期型のデザイン好きならコレを使えば簡単だったんですけどね。
手直し必須の失敗作とはいえせっかくの頂き物ですが、僕は前期型のデザインが好きなのでお蔵入りです。
ちなみに青D21＠FRP内装のY氏からの頂き物です。
改めて裏を見ると｢よくもまぁこんなものを作ったな｣と感心しますね。
それぐらい彼のFRP成形技術はスゴイですよ。

おっと、話が逸れちゃいましたね。
早速二液発泡ウレタンを塗ってみました。

ひどい状態ですねｗ
二液発泡ウレタンは初めて使いましたが、ここまで短時間で膨らむとは思ってもいませんでした。
ホント、時間との戦いでしたね。
発泡したヤツを無理矢理くっ付けようとすると発泡が潰れて硬い状態になるから削るのが大変ですし・・・

塗っては削って塗っては削っての繰り返しでなんとか形になりました。

それっぽく見えますでしょ？
ちなみにベンチレーターなどの純正部品はそのまま使うのでFRPの厚さ分若干小さく作ってあります。

で、この後FRPをひたすら巻きます。

クロスの1プライ(1重)では指で押すと凹んだので2プライ(2重)貼りました。

一通りFRPを貼ったら後はパテでひたすら成形です。
まずはFRPにタルクを混ぜた自作FRPパテで大まかに成形を。
で、こんな感じに。

この後ポリパテで仕上げます。

が、全然歪みが取れません。
何度パテを盛っても凸凹です。

｢パテが引く(引ける)｣という言葉を身を持って知った作業でした。
何度パテを盛っても硬化すると沈むんです。
裏からパテを当てられる状態でないのがツライですね・・・

さすがに飽きた(ｗ)ので多少の凸凹は諦めて、下のPP部分にもパテを。

最初からサフェの厚塗りの方が簡単かもしれませんが、シボ入りでは気付かなかったプラスチック成形の段階でのヒケなどでがかなり凸凹してるのでパテで極力平らにしました。
ちなみにミッチャクロンを塗ってからのパテ付けです。
気休めかもしれませんけど・・・