'93 NISSAN GLORIA (Y30) Van C4MT

こんな事してみました (其の弐拾六)
【 FRPパネル製作・後編 】
リアドア編

当初はリアスピーカーをフロントドア同様にリアドアに埋めて4スピーカー仕様に・・・と考えていたものの、フロントドアでのアウターバッフルの造形にかなり手こずったので実際にその時になると悩みました。
カーゴルームのサイドやワゴングレードのようにリアゲートに・・・と。
でも自分の使い方を考えると微妙に感じたので結局ドアに設置する事にしました。
ドコに埋めてもグリルネットの取り付け枠を使うため結局造形をしないといけないですし。

すぺーす

元々リアドアにスピーカーが無いY30なのでスピーカーを取り付ける穴は当然ありません。
サービスホールが大きく開いているだけです。
なので大雑把に寸法取りしてベース部分込みのインナーバッフルの製作を。

ちなみにスピーカーは諸事情によりフロントと同じモノを選びました。

すぺーす

フロント用と同じ工程で製作し、

すぺーす

インナーバッフルはこんな感じに。

  

すぺーす

パネル側のアウターバッフルも同様に加工。

すぺーす

あとは面出しになる訳なのですが、ここでまた問題が。
内張り上部は純正パネルから直接型取りしたのですが、何故かインナーハンドル辺りの形状がフロントとリアでは違ったんですよね。

フロント
  

リア

※参照:其の壱拾四:FRPパネル製作・前編

すぺーす

これをフロントと同じ形状になるように削って盛って・・・も大変そうなので、この部分の型を作ってFRPで複製し、パネルを切り抜いてそれを貼り付ける事にしました。
一見面倒臭いと思うかもしれませんが確実な方法を取りました。
フロントではこの部分のパテ盛りに苦労したので・・・

すぺーす

少なからずパテ作業が入りますし2個それなりの形で複製できればOKなのでFRP型は作らずに元型から直接複製する事にしました。
形が逆になる事を頭に入れながらMDFとパテで形にし、離型処理ができるように塗装。

すぺーす

WAX&PVAで離型処理しFRPを積層。
無事1個目が複製できました。

すぺーす

離型処理をしたとはいえやはり元型が痛みました。
でも直すのも面倒だったのでそのまま離型処理し、なんとか2個目も複製できました。

すぺーす

その後はパネル側を切り抜いて、

すぺーす

段差があるのでパネル下部の面を基準に裏からFRPで固定し、

すぺーす

表側はパネル側の形状に合わせるよう盛りました。

すぺーす

あとはひたすら面出し作業を。

すぺーす

もちろんリアもドアロックノブ部分の造形も。

すぺーす

塗装をして、

すぺーす

こうなりました。

  

すぺーす

ちなみに水切りゴムの固定方法やインナーハンドル部分はフロントと同じです。

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